マウスをクリックした状態のまま動かし、別の場所で離す。
このドラッグ機能はWindowsにおける基本操作の1つです。
エクスプローラでファイル選択するときに非常に良く使用します。
何もない場所をドラッグすると、始点から終点までの複数項目を選択することができ、
ファイルをドラッグすると、別の場所に移動させることができます。
非常に直感的な操作で、PC初心者でも説明なしに操作できるかたが多いと思います。
散らかってしまったデスクトップの整理をするとき、これ無しに行うことは想像できません。
マウス1つでほぼ完結している操作ですが、
追加のキー操作やオプションの変更などによって、さらに便利にファイル選択が行える場合があります。
あまりにも平凡で基本的な使い方かもしれませんが、
新たな利用法が見えてくる可能性もありますので、あえて文章化したいと思います。
追加のキーを利用したファイル選択
ごちゃ混ぜになっているファイル群から、
特定の用途に必要なものだけをいくつか選択して別のフォルダに入れたい。
こういう時はCtrlキーを押しながらファイルを選択すると追加選択ができます。
選択していたファイルを非選択状態にすることもできます。
ドラッグと組み合わせるとこんな選択の仕方も。
もちろん、選択したファイル自体をドラッグすれば別のフォルダに移動させることが出来ます。
この時にCtrlキーを押していると移動ではなくコピーになります。
別ドライブ間でファイルを移動させようとした場合にも、自動的にコピーとなります。
なお、別ドライブ間でファイルを移動させたい場合は、
Shiftキーを押しながらドラッグアンドドロップすると実現できます。
いちいち移動元を削除したくない場合などに。
チェックボックスを利用したファイル選択
「どうしてもマウスだけで複数選択を楽にしたい!」という場合は、
エクスプローラの表示タブ内の項目チェックボックスをオンにするのがおすすめです。
ファイルのチェックボックスを付け外しすることで、選択状態を変更できるようになります。
全選択チェックボックスも用意されています。
検索を利用したファイル選択
別のアプローチの仕方として、検索を行ってから選択するという手段もあります。
あまりにファイル数が多くて選択しきれないという時は、
右上の検索ボックスにキーワードを入れ、絞り込んだ後にドラッグアンドドロップすれば整理しやすくなります。
今回採り上げた機能は排他的ではありません。
組み合わせて使用すれば、より柔軟に必要なファイルだけを選択することが出来ます。
特にShift、CtrlキーはExcelのセルの複数選択などにも応用できます。
普段使いのアプリケーションの普段使っていない機能を調べてみると、
思わぬ業務効率化に繋がるかもしれません。