松本のたいまつお祭り

先週の土曜日に浅間温泉のあたりを歩いていたら、近くで大きな火が見えて驚きました。
怖くなって警察を呼ぼうかと考えていたのですが、近くを歩いていた地元の方に尋ねたところ、
松本のたいまつ祭りだと教えてくれました。
その後、私もこのお祭りに参加し、とても楽しい時間を過ごしました。

このお祭りについて、少しお話しさせていただきます。

松本・浅間温泉の奇祭「たいまつお祭り」
毎年秋に開催される「たいまつお祭り」です。
ただ眺めるだけのお祭りではなく、炎と煙、そして人々の熱気がぶつかり合う、
参加型の勇壮な火祭りです。

炎が夜空を焦がす、勇壮な奇祭
お祭りのハイライトは、巨大なたいまつを担いだ人が、威勢のいい掛け声と共に温泉街を練り歩きます。収穫を終えたばかりの藁で組まれたたいまつは、大きなものだと直径2メートル、長さ3メートルにもなり、燃え盛る炎と煙が夜空を焦がします。太鼓の音に合わせて温泉街を進むたいまつの行列は、沿道で見物する観光客も、その熱気に引き込まれていきます。

「すす」を塗って無病息災
たいまつお祭りの伝統の一つに「すす塗り」があります。
燃え盛るたいまつの煤を顔に塗ると、無病息災で過ごせると言われています。

神様を送る、感動のクライマックス
たいまつ行列は、浅間温泉の守り神を祀る御射神社へと向かいます。
これは、秋の収穫を終えた山の神様を、たいまつの煙に乗せて奥宮へ送り届けるという言い伝えに基づいています。全てのたいまつが神社に奉納されて大きな炎となり、煙が夜空に立ち上る光景は感動的です。

お時間があり、ご興味が有りましたら、来年ご参加ください。

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